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着替えてシャワールームを出ると、クラウディアは目を輝かせて、 『まあ素敵!!あたしの目に狂いはなかったわ!!』 と感激してみせた。 こっちにごらん、と僕をさっきの部屋の大きな鏡の前に立たせる。 「…!!」 自分の姿を見て愕然とした。 これが自分…!? 自分の姿はまるで生きている人間ではないかのような風貌だった。 肌は青白いくらいに白く、髪の毛は灰色だ。 目は紅色と灰色の異眼だった。 紅いのは充血とかではなく、普通の人間の黒眼の所が紅いのだった。  
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