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豪華な扉の前に立たされる。 にこやかに女がその扉を開ける。 中には真っ白な大きなベッド。 化粧品やらなんやらが並んだ化粧台。 大きなクローゼット。 女は楽しそうにクローゼットを開けた。 『これが似合うかしらね、いや、こっちの方が…。』 そんな光景を不思議そうにみているのに気がついたのか、 『あらごめんなさい、自己紹介がまだだったわね。あたしはクラウディア・ゴールズマン。あなたは…。』 と、名乗り、何かの書類に目を通した。 『レイチェル・ハワードね、14さい、よろしくね、レイチェル。』 レイチェル・ハワード……。 それが僕の名前……?  
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