おじいちゃんへ

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じいちゃん。 最後会ったとき、なんにも話さなくてごめんね。 この先何時でも話しできるだろうと思って、気恥ずかしさもあったせいか話せなかったんだ。 思えば、何を話していいのかわからなかったのかもしれない。 大切に思ってたのに、どうして溝ができちゃったのかな? うちが会いに行くたび名前を間違えたりするのはその溝のせいなのかな? そうだったら寂しいし、そうなるまでほっといた自分が嫌いになりそう(笑 でもこれだけは言えるよ。 じいちゃん、私はじいちゃんを大切に思ってた。 大好きだったよ。 小さいころ、習字とか勉強を教えてもらったり、塾に車で迎えに来てもらったり、自転車の後ろに乗って公園に行ったりした記憶は、私の中に大事にしまってあります。 じいちゃん、本当にありがとう。 、
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