ハカナイ

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「急に呼び出したりしてどうしたんだい?」 私は俯く。 雨の音だけが響く。 「先生・・・好きなの!」 用意していたものを彼の胸に付き立てた。 彼のために1日かけて磨いた銀色のナイフ。 崩れ落ちる彼。
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