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「証拠は...ないよ。」
弱々しく彼が言った。
証拠がないのに友人のことを犯人と言うなんて、馬鹿げている。
「だけど、勇には動機があるんだ。」
「へぇ。どんな?」
「勇と霰は、実は付き合っていたんだ。ところが霰が浮気をした。それを知った勇が霰を殺したのかもしれない。」
「じゃあなんであなたが勇に嵌められるの?」
本当にこの2人は友人なんだろうか。
そんな疑問が私の頭を過ぎった。
「実は...霰の浮気相手は、僕なんだ。」
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