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忘れない
貴女がまだ保育園に行ってた頃
いつもの様に
お迎えに行って
手を繋いで帰る帰り道
家に着くと
貴女はパッと手を離し
おもむろに駆け出す
“お母さん!お母さん!みて!綺麗な夕焼け!”
その言葉に
貴女の視線を追う
“………ホントね…
綺麗な夕焼けだね”
しばらく貴女の隣に立ち 親子で秋の夕暮れに佇む
貴女が私の手を握る
小さな手…
可愛い手…
私はこの瞬間を忘れないと誓う
貴女の小さな手と…
この幸せを…
今でも夕日をみると思い出す
あの時の情景を
そして
私は
幸せに包まれる
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