-ただ…-

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-ただ…-

こんな寒い冬の夜 一人寂しく星を見上げ 白い息を吐きながら 凍える手をポケットに入れ 背中を丸めて 家路につく コンビニで買ったおでんだけが 湯気をあげる… あったかそうに… 君の住む街に雪は降るのかな? 聞けない問いを思いながら ぼんやりTVをみる… 君は今何をしているのかな? 僕の事思い出してるかな? 逢えなくなって 何度もTelしようと思ったけれど… 話す言葉がみつからなくて… ONのボタン押せない僕… いつかどこかで遇えるかもって 微かな望み抱いては… 君の住む街の近くまで車走らす… どんなに祈っても 逢えない君に ただ…逢いたくて… でも… 逢えなくて… 言葉もなくて… 独り寂しく 家に帰って コタツの中でみる お笑い番組みながら… ひとりでに涙が出てきて… バカみたいに 止まらなくて… 止めれなくて… ただ… 君が… 恋しくて…
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