第一章

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「何時に待ち合わしたんだ?」 「夜の八時」 俺はとっさに壁に掛けられている時計を見た。 今の時間は朝の十一時だ。 「あと、九時間後に待ち合わせか…」 俺はそうつぶやいた。 理恵は、小刻みに震えていて今にも倒れてしまいそうだった。 「それじゃ、夜の八時に中央公園で…」 理恵はそれだけ言うと、コンビニから走り去ってしまった。 俺はただのそのうしろ姿を眺めていた。 すると、今まで何も言ってこなかった、安藤さんが俺に話しかけてきた。 「いったいどうしたんですか?最近、おかしいですよ?」 竜也はぼんやりと彼女の方を見て、すこし話せば楽になるかもと思い、今まであったことを話した。 ずっと彼女は黙って聞いていて、話が終わると 「美佳の呪い…」 彼女はそうつぶやいた。 俺はどきっとした
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