第一章

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「電話してみるか…」 俺はそう言い、美紀に電話をかけた。 プルプル…プルプル… 「ねえ!」 すると、突然理恵が声を張り上げた。 俺達はびっくりして彼女の方を見た。 すると、理恵は震える指である場所を示した。 俺達はそこを見てみた。すると、何か光っている。なんだろう… 「なんだ…?」 俺は電話を耳につけながらその光っている正体へ近づいた 「ケータイ?」 その正体はケータイだった。 ケータイの画面だけが地面から浮き出てる。 「それ、美紀のよ!」 理恵が再び声を張り上げた。俺は震える手でそのケータイを引っ張り出すと、 何かに手が触れた。 それは明らかにケータイの金属部分ではなく、 とても冷たく柔らかなものだった。
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