第二章

10/17
前へ
/79ページ
次へ
久しぶりに、平穏な日々が過ぎ、土曜日になった。 「おはようございます!」 ここは、待ち合わせの場所だ。 始めてみる彼女の私服姿はすごく安藤さんに似合っていて俺の心を魅了した。 「おはよう…」 小さなバックを持って俺の方へ走ってきた。 「それじゃ、今日はどこに行きますか?」 すこし俺より小さい彼女は、自然と上目遣いになってしまう。 やばい、めっちゃ幸せだ…。 ここ何日かにあんな恐ろしい体験をしたのがまるで嘘のようだ。 「じゃあ、映画でも見に行くか…」 「はい!」 俺は安藤さんと、映画館へ向かった。 「…」 感動ものの恋愛映画を二人で見ている。 あたり見回すと、カップルだらけ…、いや俺達もはたから見たらそう見えるのかな? 俺はふと、隣を見ると、安藤さんは夢中に映画を見ていた。 俺も、映画に集中することにした。
/79ページ

最初のコメントを投稿しよう!

80人が本棚に入れています
本棚に追加