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「おいし~」
やはり、誰かと食べるご飯は格別だ。
でも今回はこの前の同窓会のとき以上においしく感じた。
やはり食べる人の影響なんだろう。
彼女となら、缶詰のコンビーフが松坂牛のステーキよりもおいしく感じてしまうだろうか?
いやそれはさすがにないな…、
ならいうなよ!
なんて、一人漫才をしていると、彼女が俺の料理を見ながら
「それ、美味しそうですね?私のと少し交換しませんか?」
俺は、頷いてから、すこし渡した。
彼女も俺に渡してきた。
うまっ!
彼女のくれたナポリタンはものすごくおいしかった。
こんなにおいしいものなの?ナポリタンって?
ってかこれって間接キス?
ぶは!俺は頭から煙を出す勢いで真っ赤になっていた。
我ながらどんだけうぶだよ!
安藤さんはそんな俺に気付かずせっせと食事を続けていた。
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