11人が本棚に入れています
本棚に追加
「ヒノアラシ、体当たり!」
コトネの命令を聞き、ヒノアラシはワニノコに向かって体当たりをした。
「…!」
ワニノコは体当たりを食らい、よろけた。
「チッ…ワニノコ、ヒノアラシを引っ掻け」
少年はワニノコに命令した。
「ヒノアラシ、避けてもう1度体当たりよ!」
ヒノアラシは向かってくるワニノコを避け、体当たりをした。
ワニノコは体力が減り、よろめいている。
「ヒノアラシ、とどめの体当たり!」
ヒノアラシはよろめいているワニノコに向かって体当たりをした。
ワニノコは体力がなくなり、その場に倒れた。
「…!!」
少年は倒れているワニノコを見つめ、茫然と立ち尽くした。
「コトネ!よくやった!君は勝ったんだよ」
マツバはコトネにハイタッチをした。
「マツバさん、私…勝ったんですね!勝負で初めて勝ちました…!」
コトネは喜びを隠せなかった。
「そんな…!俺が負けただと…!?」
「…君のポケモンも頑張ったね。
ポケモンは君の期待に応えようと必死で闘った。
結果はどうであれ、君のポケモンも君になついているね」
マツバは少年の方に歩み寄り、微笑んだ。
最初のコメントを投稿しよう!