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ワカバタウンに着くと、ウツギ博士の研究所の前に人だかりができていた。
「ウツギ博士!」
2人はウツギ博士の元へ駆け寄った。
ウツギ博士の隣には1人の警察官がいた。
「あぁ!コトネちゃんとマツバ君!
大変な事になっちゃったよ…。
私が少し目を離した隙にポケモンが盗まれちゃったんだよ…!」
「ん?君達は…?
まさか、今回の盗難事件の犯人…!?
犯人は現場に戻ってくるって言うし…」
警察官が鋭い目をマツバとコトネに向けた。
「いえ、僕達は…」
「あっ、違うんです!この子達は僕がお使いを頼んだだけです。だからこの子達は関係ありません!」
マツバが否定するより先に、ウツギ博士が警察官に説得した。
「そうなんですか…疑ってしまって申し訳ありませんでした」
「いえ。あ、その犯人は分かったんですか?」
2人は警察官に尋ねた。
「あぁ…目撃情報では、鋭い目を持った赤い長髪の少年が彷徨いていただとか…」
警察官の言葉を聞き、2人ははっとした。
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