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あれから15年が経ち―
「お母さん、私そろそろ行くよ」
「コトネ…本当に大丈夫なの?
またいつでも戻ってくるのよ?」
「旅が一段落したら帰ってくるね!」
そう言って1人の少女が旅立った。
コトネがジョウト地方に着き、初めて足を止めたのはワカバタウンだった。
「凄い…どの家にも風車がある…風力発電なのかな」
コトネが辺りを見渡していると、1人の青年がいた。
「君がコトネ…かな?」
「はい…そうですけど…」
その青年は、金髪で紫色のマフラーをしていた。
「博士が君にちょっと頼みがあるらしくて…一緒に来てくれるかな?」
「あ、はい…」
青年はコトネの手を取り、博士と呼ばれる人の元へ連れて行った。
「ウツギ博士、連れて来ましたよ。」
「あぁ、ご苦労様!」
「コトネ、この方はジョウトでは有名な博士でウツギ博士って言うんだ」
青年はコトネを見てそう言った。
「初めまして、コトネちゃん!」
「初めまして。」
博士とコトネは握手を交わした。
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