第1章

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「コトネちゃん、突然なんだけど君に頼みたい事があるんだ」 ウツギ博士は、パソコンのメールを読みながら言った。 「実はね、30番道路にポケモンじいさんが住んでるんだ。 その人がポケモンのタマゴを見つけたらしくて…取りに来てくれって言われたんだけど、僕こう見えても忙しいんだ。 だからコトネちゃん、代わりに行って来てくれないかな? そこのお兄さんに着いて行ってもらってもいいからさ!」 「コトネ、僕が一緒に行ってあげるから…行こう?」 「貴方がそういうなら…分かりました、行って来ます」 コトネは快く引き受けた。 「あっ、でも何も持たないまま草むらに入ったら危ないから…この3匹のポケモンの中から1匹を君にあげるよ!」 ウツギ博士は3つのモンスターボールを机の上に置いた。 「コトネ、急がずにゆっくり決めればいいよ。」 青年は、迷っているコトネを見てただそう言った。 「…じゃあ私、このポケモンにします」 コトネが選んだのはヒノアラシだった。 「ヒノアラシか、いいポケモンを選んだね! これからそいつは君のパートナーとなる。 各地のジムに挑戦したりして、君も少しずつ強くなっていくといいよ。 という訳で、しっかり頼んだよ!」 「はい、任せて下さい!」 コトネはそう言うと、青年と共に研究所を後にした。
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