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「…研究所の外から見てたぜ。お前みたいな弱い奴にポケモンなんてもったいない…」
少年はコトネを睨み付けながらそう言い捨てた。
「君はワカバタウンで見かけたね。
どうしてそんなにコトネに酷い事を言うんだい?」
マツバが少年を見つめ、そう尋ねた。
「…オレは弱い奴が大嫌いだ。
何だよ、その女が強いとでも言うのか?」
少年はマツバの問い掛けに答えずにコトネを挑発した。
「あぁ、この子は強いよ。」
「ちょ、マツバさん…!」
コトネはマツバの言葉に驚き、マツバの方を見た。
「ほう…じゃあオレと勝負しろ。
まぁオレが勝つ事は分かっている…」
「へぇ…自分に自信があるのはいい事だね。
でも、コトネも強いんだよ。
コトネ、その男と闘ってみるんだ。」
マツバはコトネの方を見た。
「でも私…」
「大丈夫だよ。とにかく闘ってみるんだ」
マツバにそう言われ、コトネは少年の方を向いた。
「行け、ヒノアラシ!」
コトネはヒノアラシを繰り出した。
「…行け、ワニノコ」
少年はワニノコを繰り出した。
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