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アルト「ん……ここは…江戸時代?」
ミルク「みたいだね。だって屋敷じゃないし、こんな所見た事ないし…なんか刀持ってる人に囲まれてるみたいだしね。」
男1「おいおいねーちゃん、こないなとこでなにやっとんのぉ?」
アルト「なんでもいいでしょ。ちかづかないで。」
男2「おー、冷たいねぇ」
男2がアルトの腕をつかんだ。
アルト「触れるなッ、下賎の物!!」
男3「お前、こっちが下手にでてりゃいい気になりやがって……」
男達が刀をぬく。
レン「ん?ってきゃあ!か、刀?」
ミルク「はぁ。れん、起きるのおそいよ。ま、ここは僕達だけでなんとかなるから。さがってな。」
レン「う、うん…」
アルト「さて、どこからでもかかってき―」
?「おい、お前ら。女かこってなにしてる。」
男1「なんだぁ?お前斬られてえのか!?」
男1は後ろをふりむいた瞬間にはっとした。
男1「や、やべぇっ、壬生狼だぁ!!」
男2「逃げろぉ」
男達は去って行った。
沖田「大丈夫ですか?僕は沖田総司ともうします。あ、ちなみにこっちで眉間にシワよせてる人は、土方さんです。」
ミルク「別に助けてくれなくてもあのくらい自分達でなんとかできたのに。」
沖田「丸腰でですか?」
レン「はい、私達は体術もつかえますから。」
アルト「でも、助けてくださってありがとうございました。礼は言わせていただきます。」
そのやりとりを無言でみていた(睨んでいた)土方が口をひらいた。
土方「おめえらなにもんだ?だいたいその服なんだよ。異人か?」
レン「…服?」
ミルク「あ……」
そう、アルト達は学校の制服、すなわち洋服を着ていたのである。
土方「怪しいな。どっからきた?」
アルト「どこからだと嬉しいですか?」
土方「……とりあえず頓所こい。おら総司、行くぞ。」
ミルクやレンの制服をおもしろそうに見つめていた沖田は、嬉しそうに返事をした。
変わった人が来ると、喜んでいるのだろうか。
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