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土方「まずおめぇら、名前と年齢をはじから言ってけ。」
沖田「あ、偽名は使わないでくださいね?すぐにばれますから。」
アルトは兄にわたされた荷物の中から紙とシャーペンをとりだし、三人の名前と年齢を書いていった。
アルト「読んでみてください?」
紙
↓
・烏間 愛音 十五歳
・赤原 恋夢 十五歳
・葛ノ葉 実空 十五歳
土方「[からすまあいね]……[せきはらこいむ]……?[くずのはみそら]」
?「っぷっくくくく……」
すると、誰かの笑い声がした。
れんの体が光り、何かがでてくる。
土方「なんだッ!?」
レン「茜里(センリ)!もう、勝手にでてきちゃだめだよ。」
センリ「っはは、ごめんごめん。だっておっかしいんだもん。名前、ひっとつもあってないし!」
声のもとをたどると……
そこには、いたちがいた。
隊長一同(斎藤のぞく)「いたちがしゃべった!?」
土方「おいおまえら。何物だ?どこからきた。」
アルト「とりあえず、順をおって説明しましょうか。あ、嘘はつきませんよ?ついたとしても、どうせ天井裏の方に暴かれるでしょうから。」
土方(あいつの存在にきづいてやがる……)
アルト「さて。私の名前は烏間愛音(カラスマアルト)。[あいね]ではありませんよ。」
ミルク「僕は、葛ノ葉実空(クズノハミルク)。ま、よく[みそら]って読む人いるからなぁ。」
レン「あの……私は[こいむ]ではなく、れんです。赤原恋夢(セキハラレン)。」
土方「変わった名前だな。まぁ、赤原は普通だが……異人か?」
アルト「いいえ、異人ではありませんよ。」
土方「そうなのか。じゃ、ふたつめだ。どこからきた。」
ミルク「未来、約150年くらい先の日本からでーす。」
沖田「先の世界からきたんですか?それは興味深い…あとでお話を……」
土方「あぁ!?んなの信じられるか。嘘ならもっとましな嘘をつくんだな。」
そこで、沈黙していた四人が口をひらいた。
藤堂「でも土方さん。あながち嘘じゃないんじゃない?」
原田「服も変わってるしな。」
永倉「たとえ異人でも、こんなに足だしてるやつはいねぇしな。」
ちなみに三人のスカートの丈は、膝上15㎝である。
斎藤「副長、そもそもいたちが話をする時点で、信じられない事態です。」
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