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レン「あの、そういえばあなたは?」
斎藤「俺か。俺は、斎藤一だ。三番隊隊長をしている。」
斎藤一。その名を聞いた瞬間、れんがかたまった。3秒ほどの沈黙―
ガバッ
突然れんが斎藤に抱き着いたのだ。
隊長一同「っな!!」
アルト・ミルク「はぁ…そういえば、れんは斎藤一の大ファンだっけ……」
レン「斎藤一さん!大ファンなんです!わぁぁぁ、後でサインくださぁぁいッ」
斎藤「ふぁん……?さいん?」
ミルク「斎藤さん、きにしないでいいよ。」
土方「はッ、そ、そうだ。その未来からきたっつー話についてだが、なにか証明できるもんとかねえのか?」
沖田「そのいれものはなんですか?」
そのいれもの。バックの事である。
アルト「これはバックと言って、未来のふろしきのようなものです。」
沖田「へぇぇ。あっ、さっきの変な筆は?」
ミルク「筆?あぁ、シャーペンの事か。」
レン「あれは未来の筆のようなものですよ。墨がいらないから、楽なんです。」
いつのまにかれんは斎藤からはなれていた。
土方「しゃあぺんにばっく……か。たしかにそんなもん見た事ねえな。だがそんな事ありえるのか?」
沖田「すくなくとも僕は見た事ないですね、そんな事できる人。」
原田「俺もないな。」
藤堂「あ、俺も。」
永倉「あぁ。」
アルト「でしょうね、私達も見た事ありません。」
土方「あぁ?」
ミルク「人は、ね?でも僕ら、人じゃなくて妖怪だから♪」
隊長一同(斎藤をのぞく)「…………あははははははは!!」
原田「さっ、さすがにその嘘は無理あるだろ!」
永倉「妖怪って」
藤堂「そんなのいないって。」
土方「じゃあ、妖怪の姿になってみろよ。」
レン「えぇ、いいですよ。さっきからあなた達は失礼きわまりないわ。今日あったばかりの私達を、信用しろとは言わないし、言うことすべてを信じろとはいいません。だけど、そんな馬鹿にしたような笑い方をされる筋合いはない。」
アルト「れん、やめなさい。人間ごときにそんな事を言っても無駄だわ。」
ミルク「そうそう。変化すればいいじゃん。変化したのみたら、腰ぬかすかもね(クス」
みるくは怪しくわらう。
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