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三人「変化ッ」
ドロンッ
その場に沈黙が流れる。
そう、三人は変化したのだ。
アルトは、黒地に鮮やかな青い花柄のついた着物、少しはだけた胸元。そして、青い髪に漆黒の翼。
みるくは、白地に銀の模様の着物、アルトと同じようにはだけた胸元。銀髪(白)と、雪のように白い耳と尾。
れんは、赤や黄色、橙などの色とりどりの花が描かれた丈の短い着物に、真っ白のニーハイ。夕陽のように赤い髪と、それによく映えた純白のつの。
だれがみても、息をのむような美しさだった。
かおりたつような色気がある。
特に女の子に慣れていない藤堂なんて、放心状態だ。
そんな藤堂を見て、みるくはニィっと笑った。
そして、人とは思えない速度で(人ではないのだが)藤堂の後ろにまわり、藤堂のあごに手をあてて後ろから抱きしめ、尾を顔へあてた。
ミルク「藤堂さぁん。急にかたまってどうしたのかな?」
藤堂「う、あ///……えっ…と………その……//////」
アルト「土方さん、これで信じましたか?」
土方「チッ、あぁ///。」
あの土方でさえ、この様子だ。
レン「ちょうどいいし、センリたちも紹介しましょうか。みんな、でておいで。」
アルトとミルクの体が光る。
全員が眩しくて、目をつむった。
そしてあけるとそこには……
もともとでていたいたちと、ねこ、きつねがいた。
原田「こいつらは?」
ミルク「僕達の契約側近。」
斎藤「契約側近とはなんだ。」
アルト「私達妖怪は、生まれた時に、同じ時刻に出生した妖怪と契約を結ぶんです。それが、契約側近。」
レン「と、言っても、それを結ぶのは主家の者だけなんですが。」
沖田「主家?」
ミルク「こうみえても僕達は、次期副頭首なんだ。ま、そんなのはいいとして。みんな、本来の姿にもどっていいよー」
ボフッ
一瞬視界が白くくもり、それがはれるとそこには、二人の女と一人の男がいた。
アルト「みんな、自己紹介を。」
ミウ「はい、アル様。私はアルト様の側近を勤めさせていただいております、美羽と申します。ちなみに先ほどは猫の姿をしておりました。」
コハク「俺は小白。ミルクにつかえとるんや。さっきは狐やったな。」
センリ「あたしは茜里。れんの側近よ。あらためてよろしく。」
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