剣V.S.白髪鬼

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正喜「誰かって…?輪郡の戦士マサキマンさ!」 よく分からないが、般若の仮面をつけ、洋風の鎧をつけた正喜がネズミ花火を持って立っていた。 白髪鬼「わ……輪郡の戦士、マサキマンやとぉ!?あのコマネチしながら鼻からところてんを噴出して敵を倒す…!」 正喜「ええぇ!?そんなむちゃくちゃな闘い方する戦士なんてやだぞ!」 白髪鬼「なんやねーん。おもんな!今のはマジでコマネチしながら鼻からところてん出す所やろー!フリやってフリ!」 正喜「そんなムチャ振りできるわけねーだろうが!お前がやってみろ!」 白髪鬼「茶番はここまでにしてー。剣の親友でハードパンチャーの正喜ぃ…邪魔した代償は払ってもらうでぇ……」 さっきまでふざけまくってた『白髪鬼』が、怒った表情になった。 正喜「ほぉ、こっちの情報は押さえられてるって訳か。ま、今は俺がハードパンチャーかどうかなんて、問題じゃないがな」 『白髪鬼』が怒っても、正喜は余裕の表情を全く崩さない。 白髪鬼「問題じゃない……?どういう事や」 正喜「お前の相手は俺じゃないって事だよ」 正喜がニヤリと笑った。 剣(孝信…呼んでくれたんだな……) 白髪鬼「ああ?なんやねん。助っ人か?」 正喜「そう!我が師!孝信さぁ!!!」 正喜が大袈裟な動作で、孝信を迎え入れた。 …………………… 正喜「あれ?」 正喜は首を傾げた。本当ならここで孝信が登場し、剣を助けるというシナリオのはずである。 しかし、孝信が出てこない。 白髪鬼「助っ人…おらんやん。糞つまらん茶番に付き合った分、てめぇ…半殺しじゃ済まさへんで……」
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