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ヤバい空気を察知した咲は話題を変えようとする。
「あぁ、見てみて鳥!」
しかし霧月は止まらない。
「鳥と言えば、あんな事もあったなぁ」
暗い顔で話を続けようとする霧月に慌てて咲は口を手でおおい、阻止した。
しかし、咲が塞いだのは口だけではなく、鼻まで塞いでいた。
そうとは知らない咲は
「もぉ!この話は終わりぃ!ねっ?ねっ?」
霧月は酸素と二酸化炭素の出入口を塞いでいる手を、思い切り振り払った。
「...お前、いっぺん死んでみるか?」
霧月の顔は苛立っていた。
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