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妹の高宮奏(タカミヤカナデ)は俺と同い年なのだか、俺が3月20日生まれなのに対し、奏は4月5日生まれなので一年近く離れている。なので俺は小さい頃、奏を姉の様に慕っていたらしい。奏の性格は夏ねぇとは違い少し荒く、内気なところがある。夏ねぇ同様に長く伸びた黒髪が美しく可愛い。ちなみに奏は俺のことを智(トモ)と呼んでいる。
俺達はいつものように一緒に登校する事にしていた。俺は奏と夏ねぇと話しをしながら学校に行くのが好きだった。
学校に近づくと、こちらをチラチラと見る生徒が多くなった。なぜなら、高宮姉妹はこの学校で1番と言っても間違いではないくらい可愛い。人には言わないがこの2人と一緒に登校するのは俺の自慢でもあった。
学校に着いた俺達は昇降口で靴を履き替えた。奏と同じクラスの俺は夏ねぇと別れ、俺達の教室である4年3組の教室へ向かった。
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