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「お~い!! 智久~!」
いきなり声をかけられ、驚きながらも振り返ると、そこには親友の大悟がいた。
「どうしたの?」
突然声をかけられ、驚きながらも大悟に聞き返した。
大悟はここまで走って来たのか、息を切らしていた。
「大丈夫?」
俺がそう聞くと大悟は首を縦に振り息を整えて話しを始めた。
「俺、野球のクラブチームに入ろうと思うんだけど智久も一緒に入らないか?」
野球を知らなかった俺は大悟に聞いた。
「野球って何?」
大悟は一瞬「えっ、知らないの?」みたいな顔をしたものの、親友に野球について教えてくれた。しかしそんな簡単な説明で理解出来ず、結局大悟の提案により夜にTVで実況中継される野球を観ることにした。
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