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「しかも寝るって」
「うん、まあ」
「んじゃあ、おかあさんがいってたのは‥つまりおまえの寝言だな」
「うん。たぶんね」
「しかしオマエな。この後に及んで結婚したいか」
「うん！」
「うんって‥できっこないだろ」
「なんで」
「オマエな、もちっと冷静にモノ考えられんか？」
「あたし冷静だよ？」
「はあ？だってオマエ」
「だって、よく見てみてよ。たかしこそ考えてみてよ。アタシいまここにいるでしょ？」
「‥ああ」
そう渋々と孝は答えます。
「もう死んじゃったけどさ、たしかに実体はないけどさ、あなたはこんなこと想像できた？あたしはまだ存在してるし、ちゃんと目的も持ってる。少なくともあたしにとっては必然性がある。でしょ？」
「‥でもなあ」
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