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「なにいってんの、こないだのハナシきいてなかったわけじゃないでしょうに。まあいいわ。‥うちの弟が○○テレビに勤めてるの知ってるでしょ、どうせやるなら大々的にと思ってね、持ちかけてみたらすぐ乗ってきて、また企画のほうも通っちゃったもんだから後はさっさと決まっちゃってね」 「そんな。急に。こんなポンポン決めちゃって」 「そりゃあなたにあんまり相談もしなくて悪かったとは思うけど、あなたも今回のことでずいぶんと落ち込んでるみたいだったしね、今回のことはもともと供養として考えたことだけれど‥いざ実際の段取りとなると賑々しいものになっちゃうでしょ、やっぱり。あんまり突っ込んで付き合わせちゃうのもよくないのかなあって、こっちもいろいろと気を遣って考えてるのよ?わかってほしいわ」 「はあ、そうですか」 「それでね、和尚さんのほうにもお話しお通ししたらね‥タイヘンに良いことだから、なるべく早くに挙行されるがよろしかろう‥なんてね!もうタイヘンにお褒めいただいちゃったわけなのよ。これはイケるわよ」  
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