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火曜日、やっと熱が下がった俺は一週間ぶりに学校へ行った。
「ようっ紘平!」
正士が病み上がりの俺の背中を挨拶代わりに叩いてきた。
「うっごほっ。バカやろう、イテーよっ!」
「ごめんなー俺寂しかったぞ」
二人はじゃれながら教室に入るとクラスの女子が一カ所に集まっていた。よくみると誰かがその中央にいた。
俺がちらっと見ると、見たことのない知らない女の子がクラスの女子に囲まれていた。
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