第二章

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女の子は顔をぐしゃぐしゃに涙で濡らしながら、兎と手を繋いで家に帰りました。 家に戻った兎は、真っ先にプレゼントの箱を取り出しました。 女の子に箱を開けるように促しました。 女の子は包装紙をはがし、箱を開けて中から赤いリボン取り出して、手に持ったまま兎の周りをふわふわと跳ねるように踊りました。 兎は早速、女の子の髪に結んであげました。 女の子の黒い髪にとても映えてよく似合っていました。 兎と女の子はその晩、ごちそうを作り、兎の隣国の土産話に女の子は興味津々で聴き入ってました。
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