第二章

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ごちそうを食べ終えた兎は女の子を連れて外へ出ました。 兎は杖を取り出し、魔法で家に光のイルミネーションを灯しました。 さらに、庭にある木にも光を灯しました。 女の子は光でキラキラになった家や木を見て瞳も同じように輝かせました。 兎はさらに魔法で隣国で買った真っ白いサンタの服に着替え、家の周りにだけ雪を降らせました。 そう、今日はクリスマスだったのです。 雨と雪が混ざり合った中、白いサンタになった兎は女の子にクリスマスカードのプレゼントをしました。 兎が船で帰って来る間に書かれたものでした。 兎は女の子と部屋へと戻り暖かいココアを飲みながら、窓から見えるイルミネーションを見ていました 街中が光に彩られ、楽しそうなパーティーをしている声も聴こえてきました。 兎と女の子の楽しそうな声も聴こえて来ましたよ。 ほら、耳を澄ましてみて。 『Merry Christmas!』
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