第三章

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ある春の日、兎は女の子と一緒にドーム内にある花畑にピクニックに出掛けました。 ピクニックには女の子の友達の家族も一緒に来てました。 側に置いてあるベンチに並んで座りお弁当を広げ、わいわいと楽しく過ごしてました。 夕方、友達一家にさよならをして家路に戻る最中、女の子は突然泣き出しました。 兎は慌てました。 なぜ急に女の子が泣き出したのか、全くわからなかったからです。 兎は女の子をなだめながら何で泣いているのか聞きました。 女の子はしゃくりあげながら答えました。 友達の家族を見て、自分の両親の事を思い出した、と。
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