第一章

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兎は明日からの仕事場のドームへと行ってみることにしました。 兎の国ではドームは街の真ん中にあったのですが、この国では小さな浮島の一つ丸々がドームとなっていました。 島と島を結ぶ橋も国毎にデザインや材質等も違い、国の特色を表しています。 また、服飾品や、家屋もそうで、兎の国は優しい暖色系が多く使われていますが、この国では寒色系が好まれているみたいです。 こちらの世界とは異なる世界では言語や、通貨が幾つも存在するみたいですが、この雨が降り続ける世界では言語や通貨等は全て統一されています。 なので、こちら世界の学校は5年で卒業でき、その後働く事ができるのでまだ大人になっていない子供達の働く姿が普通に見られます。 兎は橋のドームへのゲートで門番の仕事をしている男の子に中に入れてもらいました。
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