痛み

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夕暮れから夜にかけて 二人はグスタベルグの地を歩く 「つきましたよ?」 ガイがリムルに声をかけた 「地平線が凄く綺麗…」 グスタベルグの少し小さな山から地平線がくっきりと見えた 「少しだけここに居てくださいね」 「うん?」 指示に従いリムルが腰を落とした 「ガイさんはどこにいくの?」 ガイは秘密です。と言うと姿を消した 「……」 ぽつんと1人になったリムル (そういえば…ガイさん。なんか優しい表情するようになったなぁ~) そんな事をぽ~と考えていると 「リムルさん。コレをどうぞ」 ガイが焼きたてのガルカンソーセージを差し出す 「わぁ!コレどうしたの?」 「ここの近くに焚き火があるのですよ。そこで焼き上げたものです」 リムルが焼きたてのソーセージを頬張り始める 「わぁわぁ!焼き加減が絶妙だね!!」 「久しぶりに来たから、焼くの失敗したらって思いましたよ」 ガイもソーセージにかぶりつく 2人で地平線を眺めながらソーセージを食べていると LSから優しい声が聞こえた 「こにゃ~」 声を聞いてきょとんとするリムル 「アンさんか。リムルさんはアンさん初めて?」 リムルはガイにうんうんと頷いたアンさん」 LS会話でアンへと呼びかける 「ガイスケどうした?」 ガイスケ… そこはもういいか… 「アンさんが居なかった時に入った新人さんがいるの」 アンは嬉しそうな声を上げた 「おお?よくこんな変態の集まりに入ったなww」 「あの、リムルです。宜しくお願いします!」 「アングマールです。長いからアンでいいですよ♪」 2人とも楽しそうだな… 面倒みのいいアンさん 危なっかしいリムルさん これは面白い組み合わせだな…… 「そうだ、ガイスケ。また、修行行くか?」 「手加減してくれるなら…」 アンがいつも優しくしてるだろ?などと戯れ言を放つ そして無理矢理連れて行かれる…ガイ それをあわあわしながら見守る…リムル ガイは少しボロボロになって次の日の朝に解放された… 「ガガガガ、ガイさん」 ボロボロのガイに必死にケアルをかけてると 「リムルさん。ガイスケなら平気だよwこれは休憩時間だからさ♪」 アンがガイにファイアを唱える 「ちょっ!アンさん!?」 止める間もなくガイにファイアが直撃 「ぬぅ…休憩時間終わりが早すぎる…」 「三時間休んだじゃろ?」 アンがガイの首ねっこを掴み 「行くぞ~」 引きずられていった
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