痛み

7/13
前へ
/13ページ
次へ
モグハウスのドアを少しでもと補強する 「なんで壊れてたのかなぁ…」 いまだに悩み続けていた 「皆さん…?俺のモグハウスのドア壊してないですよね?」 LSで聞くと 「男の部屋なぞ…興味ないっ!」 ニースがきっぱりと言う 「おらは知らんぞ~」 シリュウは興味のなさそうに答える 「ふみゅ~?私は壊せるほど力ないしなぁ~」 「姉御ならこわせ…げふんげふん」 ガイはしまったと思った… 「ガイちゃん?私のヘキサくらいたいの?」 「ごめんなさい。許してください」 その後の展開はお決まりフラグであった… 「ガイさん…えっとね……」 リムルがばつの悪い声をだす 「私がその…壊しちゃって…。ごめんなさい!ごめんなさい!」 LSの皆がああ~!!ガイが泣かせたと騒ぎ始める あれ? 俺が謝られてるのに超アウェイじゃない? そんな心の声は届くはずもなく… 「いあいあ、リムルさんだったのかぁ!ほら、寝てる間に壊れてたみたいだったからさ!驚いただけだよ」 ガイがあわあわとしながらフォローに入る 「お詫びに1日だけ。私の事を好きにしていいよ!」 LSの空気が固まった それはもう…がっちがちのインビンシブル発動中のナイトばりに… 「ガイスケ…。お前、やっぱりけだものだな…」 「うみゅ~。ガイちゃん…お姉さん悲しい……」 「スケボウ…。お前の春は近かったんだな……」 三人の声がガイの心に刺さる 「ちょっ!リムルさん!?なに、いってるの!?」 慌てて否定するガイに 「私じゃ…だめかな…?」 LSにさらに爆弾をいや…核弾頭を投げ入れる 「ダメジャナイデス…」 涙をながしながら…ガイは頷く事しかできなかった…… リムルはただ単純にガイの部屋のドアを壊したから お詫びに1日、クエなどを手伝うとかという意味だった… 「1日かぁ…。なにか…やってなかった事ないかなぁ…」 「なんでも言ってね!」 リムルの声がガイには辛かった… あんまり、人に手伝ってもらうの苦手なんだよなぁ… 「あっ!エルディーム古墳の宝の鍵取りを手伝ってもらってもいいですか?」 リムルは、はぁ~いと返事をするといそいそと準備を始めた 「では、古墳の入り口で待ってますね?」 この……鍵取りが全ての痛みの終局へと繋がる…
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加