プロローグ

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「部長―待ちなさい―!!!」 「待てと言われて誰が待つものか!!」 そんな二人を見て周囲はまたか、とため息をついた。 ズダダダダ!と地響きをたてながら部長を追いかける副部長。 そんな光景は日常茶飯事で、それを見つめる周りの生徒の目は冷やかだ。 容姿端麗成績優秀な千早と幼なじみの涼馬を羨ましがる生徒がいるが、涼馬はそうは思わない。 (なにが悲しくて毎日走らないといけないのか……)
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