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※裕翔と大貴が生まれる少し前(Notこねた)
今日は3月26日、天気は快晴
涼介の妊娠が分かってから、2ヶ月以上が経って、今5ヶ月目に入ったとこらしい
涼介のお父さんを何とか説得して、今日から晴れて一緒の生活が始まる
3日前は涼介の学校の終了式で、彼女は泣きながら俺の家に来た
やっぱり学校は大好きで、大切な友達も居たからやめたくは無かったのだろう
でも最後には笑って、俺と一緒に住めることに喜んでいた
自分の一生をかけて俺と一緒になってくれた彼女を、俺はずっと守っていくと決心した
「家、でかいねぇ…」
「でしょ?俺も吃驚した」
目の前には洋風作りの一軒家が
その一軒家は家族3人で住むには大分大きい
しかしこれは俺が用意したものではない
本当は広めのマンションを自分で用意する予定だったのだ
だったのだが、勤めている美容室に涼介と結婚することを報告したら、有無を言わさずにこの家を用意された
何度も申し訳ないから断ったのに、最後には店長に脅される感じで住むことに決めたのだ
「荷物入れても良いですか?」
「あ、御願いします」
頼んでいた業者さんが到着した
涼介は危ないから家で簡単な荷解きをして貰って、俺は荷物を入れるのを手伝った
次々と運び込まれる家具を見ていると、あぁ今日から住むんだなと実感した
何はともあれ、ココが俺達の新居となるのだ
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