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信じがたい事だが、実は受付のお姉さんの一人と四谷さんは新婚だったりした。
年の差一回り以上あるとか、どうやら四谷さんはリア充だったようだ。
おーおー、ちゅーしてやがんよ。リア充どもが。
屋上からヤツら狙って色々と体液的なもの撒き散らしてやろうか。
何時もの鬼教官の表情なんて何処へやら、鼻の下は伸びてるし目尻は下がってるし。本当リア充死ねばいいのに。
まあ、こんな所で念を送っていても不毛なだけだし、カーテンを閉めて外の情報を遮断した俺は寝間着から運動着に着替えスコップを片手に持つ。
俺の沽券に賭けてリア充どもを滅する為に……
◇◇◇◇◇
「WRYYYYYYYYY!」
初っぱなから全力全開のスーパー地球人モードな俺は、先手必勝とばかりに襲い掛かる。
横凪ぎに振るったレーヴァティンより発せられた衝撃波の後を追うようにダッシュ。
この衝撃波は囮だ。避けようと掻き消そうと隙が生まれるだろう。そこに一撃叩き込む!
リア充どもに死を!!
「気合いが入ってんな!」
言いながら衝撃波を上に飛んで避けた四谷さん。
思惑通りっ!
跳んだ四谷さんを撃墜すべく、レーヴァティンを逆手に構えて俺は跳ぶ。
「昇 竜 剣 っ !」
ちなみに何となく叫んだだけで、レーヴァティンの固有技とかそんなんではない。
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