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幅狭く掘られた穴のせいで身動きが取れず、首だけで暴れている四谷さんの前に俺は立ち上がって近付く。
「ま…待て!何する気だ!?」
さっきまでの嗜虐的な笑みはどこへやら、顔を青ざめさせた四谷さんに俺は無言で手を伸ばし―――
デコに『しっと』と書いてやった。当然油性ペンだ。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!何書きやがった!?出せっ!ここから出せえぇぇぇぇぇ!」
叫べどもがけど四谷さんが落とし穴から抜け出る気配はない。
それもそのはず、四谷さんの体型に合わせて掘った穴だ。膝を曲げる隙間もありませんよ。
さて、これからどうしてやろうか?
とりあえず落とし穴を掘る際にゲットしたミミズは大量にあるんだが……
「四谷さん」
「な、何だ!?早く出せっ!」
「新婚生活楽しいですか?」
「そ、そりゃあ楽しいさ」
はい、ミミズ投入どーん。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!」
悶える四谷さんだが、悶えれば悶える程に投入されたミミズは服の奥へと侵入していく。
「四谷さん」
「な゛、何゛だぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!?」
「奥さんカワイい?」
「当゛た゛り゛前゛た゛!」
追加ミミズ投入どーん。
「ぎゃぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!」
リア充め、逝くがよい。
さて、少し気も晴れたし後は埋めておこう。
向こうに避けてあった落とし穴を掘った時に出た土を持ってきて、穴と四谷さんの隙間を埋める。
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