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「よっ、久しぶり」
目隠しと耳当てを外されたことで視界と聴覚を取り戻した美人さんことフィアは俺の顔を見て驚愕を浮かべていた。
「ユーヤ…どうして此処に?」
「いや別にフィアのコトなんか探して無かったんだぞ。ローマに来たのにフィアじゃなくイケメンが来たのを不審に思って心配になって調べてた訳じゃないぞ」
「ツンデレ乙」
うっさいな。そんな素直に心配して探してたなんて言える訳ないだろ。
「で、何でこんな本格的な監禁拘束プレイしてたんだ。趣味か?」
「趣味なワケないでしょ!」
おおぅ、怒られちった。
「ユーヤをレーヴァティンと契約させたのを咎められて服役中なのよ」
手足を縛る鎖がそのままなので、イモ虫よろしくもぞもぞと此方を向く皮肉めいた表情のフィア。
スカートがめくれて眩しい太股と桃源郷が見えてますが紳士たる者、静かに黙ってガン見ですよ。
「お姉さん、パンツが全開で見えててお兄さんが悦んでるよ」
ああ!ワンペ、いらんコトを!
「きゃっ」
小さく悲鳴を上げてスカートを直そうと蠢くが、スカートはどうやら俺の味方らしく更に更にとめくれ上がっていく。
「ユーヤ!直してよ!!」
「だが断る!」
「ケダモノはけーん」
だって純白なんだもん!
縞パンはソレはソレで有りだったが、今フィアが穿いてるのは汚れなき純白のパンチーだ。小さな赤いリボンのアクセントがふつくしい。
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