outside『進化』

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あーあ、フィアが変なフラグおっ立てるから回収しちゃったじゃまいか。 それにしても……コイツがマイスの親玉か。見るからに悪そうな面してやがる。 つか、後ろにいる二人は何だ?クソイケメンは分かるが、もう一人の金髪執事みたいのは? 「ユーヤイチノセだな」 「いいえ、ケフィアです」 「その女をどうするつもりだ」 話を聞けよ。ノリの悪い爺さんだな。 「拘束プレイのマナーもなってないヤツらのトコには置いとけんから持ってく」 連れ出したら放流しますがね。 だって、フィアがいたら弥栄さんと一緒になれんからな。 「貴様…口の効き方に気を付けろ!」 だから誰なんだおまいは? 「よい、セブンデイル」 ふむ。セブンデイルが金髪執事の名前らしいな。ま、覚える気ないけど。 そしてクソイケメン。何難しい顔して立ってんだ。無駄なコトしてないでさっさと滅びるといいと思うよ。 「しかしエルステッドは不文律を破った。罰を受けるのは当然と思わんか」 「罰が無いから不文律なんだよ。モラルの問題だ。どうしても罰したいなら俺が後でお仕置きしといてやる」 もう筆舌に尽くしがたいようなお仕置きしてやんぜ。 ん?どうしたフィアよ。なぜ震えてる? 「お兄さん、顔がヤバいよ」 顔がヤバいとか言うな、俺のグラスハートが傷ついちゃうだろ。 「そうか、エルステッドの件はそれで良いとしよう」 話が早くて助かるぞ。 「しかし、君の行為は別だな。エルステッドを拘束していたグレイプニルは私のアーティファクトだ。正当な拘束を不当に解いたのだから君を拘束させてもらう」 「だが断る!」 搦め手とか面倒くさいな。俺に用があるならフィアを出汁に使わんで直接来いや。
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