outside『進化』

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「くはっ」 鳩尾から横隔膜を強打された事によりセブンデイルは後ろに崩れ落ちた。 次こそは――― 踏み込んだ左足を蹴り足にシックスへと間合いを詰める。 しかし、俺の攻撃は再び遮られる結果となってしまう。 「やはりイケメンは敵だな」 俺とシックスの間に入ったイケメンは難しい顔のまま動かない。 「すまん。本意じゃないんだが……」 知るかそんなん。 ま、イケメンを滅ぼす大義名分が出来たからいっか。 「逝ってこい大霊界!!」 両腕を大きく上に振りかぶり、トルネード投法もビックリなモーションから繰り出された破壊力満点な俺の右拳。 「おらあっ!」 「うおっ!」 あっけなく避けられてしまいました。 避けるなし。 「何故避ける」 「そんな大振りな一撃貰ったら下手すりゃ死ぬわ!」 下手しなくても殺す気満々の一撃だったんだがな。 「イケメン、どいて、ソイツ、殺せない」 別に退かなくても良いけどな、先にお前から狩るだけだし。 「カタコトで言うなよ!怖えぇよ!」 五月蠅いし面倒くさいヤツだな。避けるつもりも無いみたいだし、さっさと滅びてもらうか。 右手の平をイケメンに向けて半身直立の体勢を取る。 俺が何かをする気だと察したイケメンは腰を落として左右どちらにでも跳べるように構えた。 貴様にこの攻撃がかわせるか。 「イケメン爆発は正義!リア充殲滅光線!!」
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