link『俺の邪気眼発動』

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何だか外が騒がしいが、何かあったのだろうか? 「Artifactってのはね、いわゆる神話に出て来るような武具の総称よ。ユーヤも聞いたことくらいあるでしょう?」 そんな中、ベッドに腰掛けたフィアは人差し指を立てて説明を始めた。 「ああ、ゲームでもよく出るしな。エクスカリバーとかゲイボルグとかそんなんだろ?」 俺はフィアに向かい床に胡座で座る。 目線の高さの関係で再び桃源郷が垣間見えるが口には出さない。 なんたって紳士(変態という名の)だからな。 「yes それよ。それら神代の武具を総称してArtifactと呼ぶの」 「なるほど。で、そのアーティファクトの中のレーヴァティンを俺が持っている……と」 「Understandが早くて助かるわ。そこでQuestionよ、何か身に着ける物で外れなくなった物はない?」 言われて俺は右手を見る。 そう、あの指輪だ。 日本に帰ってきてから外そうと何度か試みたが、石鹸、洗剤、グリス、ローションと何を試しても外れないのだ。 それはもう体の一部のように。 まあ、特に不便もないからそのまま放置してたが。 「これだな。あの石碑のトコで見つけた。どうやっても外れん」 右手を前に差し出すとフィアは中指に嵌った指輪を見て頷く。 「それよ。それがレーヴァティンのArtifactだわ」 ほむ。しかし、指輪だぞコレ。どう見ても剣には見えん。
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