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んー、まんだむ。
ここまで見事に引っかかってくれると楽しくなるわ。
「そぉい!」
ぺちーん!
「にゃあああ!」
しっかし、アーティファクトの力ってのは凄いな。貧弱とは言わないが、そんなに力のある方ではない俺が、女の子を小脇に抱えても全く苦にならない。
「わり子はいねがぁぁぁ!泣ぐ子はいねがぁぁぁ!」
ぺちーんぺちーん!
「いにゃああああ!」
んー、何かイケナイものに目覚めそうだ。
そろそろ女の子の尻も真っ赤だし許してやるか。
優しくそっと地面に女の子を降ろす俺。
紳士だろ。
「な…なにすんのよ!」
尻だけじゃなく顔まで真っ赤にした涙目の女の子が食って掛かってくるが、その体勢は尻が痛いからか座らずに四つん這いの格好をとっている。
もうちょっと色気があれば女豹のポーズと言っても通用しそうだが残念、この悪い意味でスレンダーな女の子にそれは無理な注文というものだろう。
「なにってもな……折檻?」
「なんで折檻なのよ!」
「だって、いきなり杖で人の頭をぶん殴るような女の子にゃお仕置きが必要だろ?」
「What?だってYouはレーヴァティンに自我を崩壊されて……」
「自我?別に俺は俺だが何か?」
「えっと……」
なんだか混乱してるようだな。まあ、そう仕向けたのは俺なんだがな。
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