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「そ、そうよね……深層意識の中のコトなんて覚えてるはずないわよね」
深層意識?なんかあったのか?
「なんかよく分からんが、これからどうすんだ」
アーティファクトの契約は終えた。それは目が覚めた時に自然と気が付いた事だ。
頭の中には今まで無かったレーヴァティンに対する知識が入っている。
さっきの撲殺紛いの攻撃にも大したダメージを受けてないのはレーヴァティンと契約した副作用らしい。
今まで外にだだ漏れだったレーヴァティンの力が俺の内に留められ、肉体自体を強化しているようだ。
今ならそこらのヤンキーに木刀でぶん殴られても「痛い」で済まされるだろう程に。
いや、だからって殴られたくはないがな。
そして、右手に嵌っていた指輪はいつの間にか消えていた。
あれはレーヴァティンの本体。契約を交わすと契約者の肉体に物理的に融合し、契約者が死ぬまで分離する事は適わなくなる。
おおっ、凄ぇな。知らなかった知識がすらすら出て来やがる。生活に役立つ知識が一つもないのが微妙に切ないが。
「そうね、一度Guildに行きましょう。はぐれ契約者だと問題も多いし」
ほう、ギルドと来ましたか。これはあれだな。
行ってみたらアーティファクト使いがわんさと居て、悪の組織と戦うみたいな展開とみた。
てコトはあれか。アーティファクトってのは『僕と契約して(ry』な感じなのか?
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