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「Romeで登録すれば一緒にwork出来ると思ったのに……」
ん？ボソボソとなんぞ？
「なんか言ったか？」
「何でもないわよ！」
何故怒られた。でも感じちゃうビクンビクン。
「さっさと行くわよ」
言うなり玄関へと向かうフィア。
「行くってドコにあるんだよ」
「池袋」
ちょっ、今度は近すぎるだろ。
ここから池袋とか、電車で２０分じゃねーか。
「早くしなさい」
早くしろって……さっさと靴を履いて出てくな。俺の用意が全く出来てねぇんだよ。
「ちょっ、待てよ！」
大急ぎで服を着替える。
さすがに街に出るのにスウェット上下はありえん。
手早く服とズボンを脱ぎ去りパン一になると部屋に備えられたクローゼットからシャツとジーンズを取り出す。
「まだなの！？」
「いやん」
パン一なのに覗くなし。
「What！？早く服を着なさい！」
真っ赤になって外に戻るくらいなら覗くなよ。
しゃーない、急ぐとするか。
黒のダボ系ジーンズに黒のＴシャツ、その上に白のシャツを羽織るように重ね着る。
首からはワンポイントのシルバーネックレス。
財布と鍵と携帯をポケットに詰め込めば準備完了だ。
「おまたへ」
靴を引っ掛け外に出れば、未だ顔を赤く染めたフィアが手すり際に立っていた。
その位置だと下からスカートん中、丸見えになるぞ。言わないけど。
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