第壱話

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三年後~ ガラッ 柚羅「今までお世話になりました。」 ?「柚羅ちゃん…… 何時までも此処に居って良いんやで?」 柚羅「いや。主に迷惑を掛けたくないのじゃ。」 主「そうかい? 気を付けるんだよ?世の中物騒だからねぇ?」 家の主は、そう言いながら柚羅に包みを渡した。 主「これはちょっとした気持ちや?持って行き?」 柚羅「要らぬ。気持ちだけで十分じゃありがとう。」 言葉を言ってる間何一つ表情を見せない柚羅。 主「困ったら何時でも帰っておいで?」 その言葉も、最後まで聞かずに家の主に背中を向けた。
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