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斎藤「お前名前は何と申す」
柚羅「柚羅。天地柚羅じゃ。」
柚羅の方に向いていた斎藤の身体はクルリと局長とやらの方に向いて「天地柚羅です」そう告げた。
局長「天地柚羅くんかぁ?」
いい名前だ!そう言って大口開けて笑い出す。
状況が飲み込めないが気にする仕草も見せない柚羅。
局長「私は、近藤勇(いさみ)だ!この切れ目は副長の「私情を話すんじゃねぇ近藤さん」
笑顔の局長の隣で眉間に皺を寄せ柚羅を睨んでいる副長。
副長「もう一度名前を名乗れ。」
局長「としぃー名前はさっきちゃんと言ったじゃないか」
副長「近藤さんは黙っててくれ。聞いたことあるんだこの名前」
近藤は、副長の意味深な言葉に頭を捻る。
副長「斎藤外はもう暗い一人で帰らせるのはいけねぇ、部屋を用意してやれ。」
斎藤はただ一言「わかりました」と言って柚羅の手を引き局長室を出た。
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