第壱話

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スタスタ 柚羅「なぁ。斎藤」 斎藤「何だ。天地」 柚羅「私は、あの副長に何かしたのか?」 斎藤「副長は、少し変わった人なんだ。天地は気にすることはない。」 斎藤(確かに、天地と言う名覚えている。) 柚羅は険しい顔をする斎藤の顔を覗き込む。 柚羅「どうしたのだ?具合でも悪いのか?」 いやっどうって事無いと斎藤は呟くと柚羅の頭を撫でる。 局長室~ 副長「近藤さんよぉ……あらぁ姫なんじゃねぇのか?」 近藤「あぁ……」 副長「だが、天地家は息子1人だって言ってなかったか?」 近藤「外にはそう言ってるが、天地家には息子1人娘1人何だ……天地……なぜ黙っていたんだあの時あそこにいたことを……」 副長「かっちゃん、総司にはだまっといてくれねぇか?」 近藤「あぁ……黙っとくしかないだろう。きっとあの子の背中には消えない刀傷があるはずだ。」 近藤は、厳しい顔をすると部屋を出ていった。
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