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重苦しくなった教室に騒がしく飛び込んできたのは井上だった
「ヤバい
他のクラスにも先生来てないみたいやし、学校中走り回ったけど先生はおろか守衛さんもおらんかった
でもな…」
そこまで一息で言い切った井上は一度肺に空気を送る
俺を含めたクラスメートは井上の次の言葉に集中する
「でもな、服だけは落ちててん
下着もな
あと不思議に思ったんやけどな
校門が閉まっててん」
一時の沈黙
「これは騒ぎになるのも時間の問題やな」
そう呟いたのは推理大好き不思議ちゃんの坂本だ
「確かに
でもこうゆう時こそ冷静にや」
突然仕切り出したのはサッカー部で運動神経抜群、さらにクラスでは尾崎に次いで二位の学力を誇る天パの県民、首藤である
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