アイカ

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=ここ、時葉学園は日本でも屈指の進学校であり、注目を浴びている。 そして今、その学園に向かおうとする1人の生徒の姿があった= 「ふぅ………ふぅ………ふぅ」  息を切らしながら緩い坂道を駆け上がる。 だけど、不味いなぁ。 このままだと本当に遅刻しちゃうよ。  ふと、通りかかった公園の時計を見た                えっと………入学式は10時からで、現在時刻は10時20分かぁ………。 ………終わった。 素直にそう思った僕は歩いて学園に向かった       ☆ =そして場所は変わり、職員室。= 「また………遅刻か?」  ドスの利いた声で先生から問われる。 この場で有効なのは……… 「サーセン!」 「………ほう、綺麗な45゜だなぁ」  先生も関心するこの腰の低さ。 これなら先生だって……… 「だが、許さん!」 「そんなぁ!」  その後、たっぷりとしぼられてから教室へ向かう羽目になった。
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