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「泣くなよ、鬱陶しい」
んで、コイツは東堂 雄治(トウドウ ユウジ)
小学校からの付き合いで、コイツもこの学園では問題児として扱われている。
いわゆる悪友ってやつかな。
「ところで雄治、君も遅刻?」
「わかりきった事を聞くな」
確かに。 始業式は終わり、全生徒は教室に入ってる。
廊下にいるのは、遅刻した僕や雄治ぐらいだろう。
「ところで、雄治は何組だった?」
さっき、先生にしぼられた時に聞いたんだ。
僕は2組だった。
「ん? 2組だが?」
「…………え゙!」
望みが絶たれた。 つまり、絶望したって訳だ。
どうやら、問題児はなるべく1カ所にまとめて置きたいらしい。
あんのババアァァァア!!
「なるほどな………
あんのクソババアァァァア!!」
コイツも遅れて覚醒した。
ガラガラガラ←窓を開ける音
「「学園長のクソババアァァァァァァア!!!」」
血の涙を流しながら、僕達は力の限り叫んだ。
あのクソババアはわからないんだ。 コイツのような問題児と一緒にいる僕の気持ちが。
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